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会長挨拶

北川 聡子

この度、今年度の総会の議決により、卜藏前会長の後任として、日本ファミリーホーム協議会会長に就任いたしました。

 

前任の卜蔵さんは、10年間という長い間、協議会の会長をされ、子どもたちそしてファミリーホームのためにご尽力されました。この思いを大切にしつつ、新しい未来に向かって歩む所存でございます。

残念ながら現在わが国の子どもの状況は、貧困や虐待などで、安心に暮らせない状況・痛ましい事件が続いております。子どもがどんな状況に生まれても、未来への希望をもって大人になっていけるような環境を提供するのは私たち大人の責任です。そのために私たちファミリーホームの果たす役割は大変大きなものがあります。

国も2018年8月 「新しい社会的養育ビジョン」によって、子どもの最善の利益を念頭に、改正児童福祉法に基づき社会的養育の全体像が示されました。そして、代替養育は家庭の養育優先原則に基づく取り組みが推進されました。その中で里親支援機関など包括的な里親養育支援体制の構築がなされてきています。

しかし家庭養護推進の国の方向性の中ファミリーホームの位置づけが、明確ではありません。たとえば、ファミリーホームは、里親支援機関の支援の対象になっていません。また、児童養護の高機能化、小規模化が進み4対4の体制の養育が可能となっています。

全国のファミリーホームの皆さんが、それぞれのホームで社会的養護が必要な子どもたちの成長のために昼夜問わず頑張ってきています。この10年の間、子どもの最善の利益の保障、家庭養護の保障のためにファミリーホームの果たしてきた役割は大変大きなものがあります。

このことを踏まえて、子どもたちが家庭的な環境で安心した暮らしができるよう、養育者である里母、里父が一人ひとり子どもにしっかりと向かい合えるようなより良い環境を作っていく必要があります。

今年は、今後のファミリーホームが子どもにとってより良いものなっていくように、全国の皆さんの意見をお聞きしながら、役員みんなで今後のファミリーホームの在り方を検討して、制度をつくる厚生労働省に提案し、一緒に考えていきたいと思います。子どもがどんな環境に生まれても幸せになるよう社会的養護の子どもたちの最善の利益を求めて頑張って行きましょう。引き続き、皆さんのご協力よろしくお願い致します。

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